製造部の新井です。
最近すっかり寒くなってきて冬の匂いがするようになってきました。
以前作ったクーラント自動希釈装置はいろいろな方に使っていただけているようで、たまに先輩が使っているのを見かけます。
自分の作った物が実際に使われているのを見るのは良いものですね。作った甲斐があります。
さて、今回も直近で行った改善活動の紹介をさせていただきます。
今回の改善はエアダスターの改良です。
エアダスターは製品についたクーラントを飛ばしたり、マシニング内の切粉の掃除に使う仕事に欠かせない道具の一つです。
治具の上に切粉が残っているまま製品をセットしてしまうと製品に傷が入ったり、そもそも製品の位置が切粉の厚み分ずれるので加工される位置がずれてしまい、最悪の場合不適合となってしまいます。
なので、敷板などの治具の清掃はエアダスターで入念に行います。
このときエアダスターのノズルが細長いため、製品や治具の角にノズルを添わせて動かすのがやりにくいことがありました。
今回は写真のようにノズルの先端を削って切り欠きを作ることで、切り欠きがガイドになり簡単に角に沿わせて動かせるようにしました。
削った部分はオイルストーンで丸めてあるため製品に傷が入る心配もなく、清掃したい場所に密着させてエアを吹くことができるためエアを強く吹く必要がなくなり、切粉が飛び散ることも減りました。
ノズルの先端を削っただけという地味なことですが非常に便利です。
これからも自ら考え、改善活動をすすめていきます。
【2023.1.11 製造部 新井】