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クーラント自動希釈装置で仕事の効率化

 製造部の新井です。

最近少しずつですがマシニングのプログラムの組み方を覚え始めました。

今は長穴のプログラムに苦戦しています。長穴も普通の穴みたいに1ユニットで面取りまで付けばいいのになぁ…と思ったりします。

 

さて、今回は最近私が行った改善活動を紹介させていただきます。

今回の改善はクーラントの自動希釈装置の作製です。

 

クーラントは、加工中に発生した熱を冷ますためであったり、潤滑性を高めて工具を守ったり、錆びを防止したりとマシニングには欠かせない冷却液のことです。

 

クーラントは水分の蒸発などで、時間が経つと減ってしまうので定期的に補充します。補充時は約30 L、マシニング内のクーラントを全て入れ替えるときは200 L以上クーラントを作って機械に入れます。

 

このクーラントの作り方は人によって若干の違いがあり、濃度や原液と水の混ざり具合がまちまちでした。

また、クーラントの原液を柄杓(ひしゃく)ですくって容器に移す際にこぼして床や台車がヌメヌメになってしまったりしていました。

 

今回作製したクーラント自動希釈装置は、水流の勢いでクーラントの原液を吸い上げ、管の中で水と混ぜることで、希釈されたクーラントが蛇口をひねるだけでホースから出てくるというものです。

濃度はバルブで調節できるようになっているので、蛇口をひねるだけで誰でも簡単に、同じ濃度、同じ混ざり具合のクーラントを好きな量作れるようになります。

 

アスピレーターや灌漑(かんがい)ベンチュリーの構造を参考に塩ビ管を組み合わせて作製しました。

3回ほど試作をして完成したものですが、まだ改善点が残っているので、随時改良していきます。

 

【2022.11.15 製造部 新井】

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