大学講義:ビジネスとは儲けること

Make money, so you can walk away from situations you don’t like.

中部学院大学の学生140名と一般客35名にマネジメント講義を行いました(90分)。

どんな仕事でも「儲ける」意識が高くないと終わり。続かない。ビジネスは趣味でもボランティアでもない。

やりがいや幸せは人それぞれだし、経験を重ねると変わってくる。唯一変わらないのは「お金には価値がある」ことだけ。

さて、私はこれまでに「あとがない」が3回ありました。

・滝高校退学で単身渡米。「自分で何とかするしかない」ことが17歳でやっとわかる。

・NECは5年で終了。東京から故郷・関へ逃げ帰ってきた29歳。最後のチャンスに奮闘。

・2009年売上が前年比▲36%となり、己の能力不足に気づき「放任主義経営」へ。41歳。

それから16年連続で受注は前年比プラスを継続中。この間、売上は6億円から42億円と成長し、高収益企業として生まれ変わりました。経営計画も売上目標も朝礼もないのに、社員は勝手に自走しています。誇らしい。

あとがない、は私には効きます。

さて日本では、なにかと政治家が叩かれていますが、30年以上続く経済不況の真犯人は私を含めた中小企業の後継者です。政治家でも親会社でも誰のせいでもない、私たち本人の問題。なのに、叩かれないどころか被害者扱い。なんか変ですね。

業績が良くならないのは競争力がないから。人手不足なのは魅力がないから。そう私は過去に強く感じました。給与も休みも少ないのに、サービス残業が当たり前の会社が多いと転職者から聞きます。残業代は1分単位で社員に支払うのが法律なのに、それを守っている経営者は殆どいないと社労士から聞きます。

法律は守りましょう。

推薦していただいた碓井特任教授(岐阜新聞元社長)、そして片桐理事長、片桐学院長、本島学長、片桐短期大学部学長のみなさま方にも90分間、話を聞いていただき、感謝申し上げます。田内事務局長、いろいろお世話になりました。うちの古田くん、居波さん、撮影や準備、ありがとうございました。

撮影:居波佐耶佳(2025)

【2025.06.27 社長】