IDEA without action IS NOTHING.
福田刃物工業には【経営理念】がない。
過去130年間、存在しない。
「経営理念は書くもんじゃなくやるもんや」
by A.Yamada
まったくその通りだと思う。
経営計画や経営指針も福田刃物工業にはない。社員たちも「無意味」と言っている。弊社は年間2,000社と取引し、新規顧客だけで年間300社を超える。ビジネスはものすごい速度で変化してて、「こうあるべきだ」と昨日決めても、今日には状況が変わる。しかも戦略・戦術は顧客によって違うし、大きく変化もするから無限と言える。
「(コロナが始まった)2020年の業績はどうでしたか?」
「(経営理念、経営計画、経営指針の)効果はありましたか?」
と信者に聞くと「あれは想定外だった」とか「みんなが悪かったから仕方がない」と、想像通りの答えが返ってくる。
肝心のピンチの時に役に立たないことを、コロナやリーマンショックは証明してくれた。結局、作るだけでやらない中小企業が圧倒的に多い。それは無価値どころか、むしろ無駄な時間を費やしていることになる。儲かるわけがない。
恐れながら、福田刃物工業の2020年の年間受注、新規顧客開拓数はともに過去最高を記録。2024年、受注は4年で2倍を超えた。なぜか。理由は明白。社員自身が経営理念に縛られず、経営計画、経営指針といった不確実なものに溺れず、ひたすら顧客に向き合っているからではないだろうか。
と生意気なことを言いつつ、「理念と経営」に載せていただき光栄であります。ライター様(女性)はすごく優秀で繊細でした。ありがとうございました。これからも、自分たち自身が考える限界を疑い、殻を打ち破っていきます。
そろそろ、プロフ写真替えたい!
【2025.03.24 社長】

