If the ‘why’ is powerful, the ‘how’ is easy.
ほんとそう。「方法」にこだわる経営はナンセンス。
ちょっと前の話。超ビッグ企業・ソフトバンクの梅原みどり課長の話は、やはり僕にとっては新鮮かつ柔軟で、自分の考えや行動がいかに遅れているか、を痛感。良い出逢いでした。今月末、弊社に来てくれます。
障がい者雇用をテーマとしたセミナーに登壇するのは今回2回目。たいへんありがたいですが、烏滸がましい気持ちです。
結論を先に言いますと、企業の障がい者雇用が進まない原因は、100%社長にあります。僕がそうでした。長年、福田刃物工業の経営陣は目をそらしてきました。それは自分がトップに立っても続いてしまいます。でもね。ずっと心の中で「後ろめたさ」があったんです。
10年前から学校の教師面接官を務めるようになり、中には特別支援学校の先生になりたいという若者に触れ、その深く愛のある動機を聞いて「僕は経営者として情けない」とますます感じるようになりました。
僕が卒業したBoston Collegeでは、耳や目が不自由な友人が何人かいて、当時からアメリカの大学の授業環境はハンデのある生徒にもきちんと整っていました。もう35年も前のこと。人にフェアな精神に触れていたにもかかわらず、自分は社員にまったくそうでないことに気づきました。
ある日、総務課長に相談しました。するとすぐに外部関係者を迎え入れ、話し合いが進みました。僕自身は消極的だったのに、社員は違ったのです。「検討する」を禁止している手前、障がい者を雇用するのにそれほど時間は掛かりませんでした。驚いたのは、心配する社員がまったくいなかったことです。むしろ逆。「社長、彼らがいて本当に助かっている。ハンデがあるのに自分たちが情けなくなる」という声が届きました。
俺が邪魔してたんや、と深く反省。
現在はまだ5人ですが、もっともっと増やしていきたいと社員も私も思っています。それにはもっともっと稼いで、余裕を持ちたいです。実は彼らはKISEKI:の組付けや刃付けなどにも関わっています。本来、包丁の刃付けは「職人がやる」というイメージですが、その考え方は古いですね。
県庁の方々、呼んでいただきありがとうございました。またまた目が覚めました。
話を聞いてくれて、後日「うちも雇用すると決めました」と言ってくれた経営者がいて、こういうときにこそ、社長やっててよかったと実感します。
撮影 古田竜一
【2026.02.16 社長】







